近年のヨルマ・デザインの目標は、ケーブルに一切のフィルター類を埋め込むことなく、ヨルマ・プライムを超えるモデルを設計することでした。それには数々の方法に可能性を見出しましたが、難点はそれらを単に融合してもバランスよく機能してくれるわけではないということです。それはオーディオ・システムと同じで、全体のバランスに比べ何かひとつ劣った箇所（スピーカー、アンプ、プレーヤー、ケーブル、若しくは他の要素）があると、それが弱点として音楽や音の中に聞こえてしまうのです。このケーブルを完成させるには、あらゆる観点から統一された高いクオリティを有した素材と方法を用いる必要がありました。 これが、創設者ヨルマ・コスキ氏の声明（ステイトメント）となり、今日成し遂げることができる最高峰のケーブル、「ヨルマ・ステイトメント」が完成しました。
ヨルマ・ステイトメントのスピーカーケーブルは、プラスとマイナスの構成を完全に分離させたケーブルです。そのため、プラス部とマイナス部の間の距離に依存するインダクタンスやキャパシタンスの影響を大幅に減少させます。さらに、このケーブルには非常に良好なシールディングが施されているため両ケーブル間の距離の違いによる音への影響はほぼ皆無と言えます。ご自身のシステムでプラス/マイナス間の異なる距離での音を比較してみられるのもいいでしょう。
線材にはヨルマ・デザインの他のシリーズと同様にテフロン、銅、セラミックファイバー等を採用していますが、純度並びに精度はさらに向上しています。
木製パーツは、ヨルマ・プライムに搭載しているウォルナットよりさらに高密度で高硬度の上質ウォルナットを厳選しています。 シールディングは、振動対策及びRFI/EMI除去の面からサイズ、マテリアル、編み方、製造方法に至るまで最適化を行いました。これにより、振動を緻密にダンピングし、マイクロフォニック効果に対して的確な処置を行います。同時に、スピーカーケーブルをインターコネクトケーブルや電源ケーブルに対し並行に配置したり、隣接したりしない限りは、RFI/EMIを効率的に除去します。
表現するとすれば、ステージに女性ヴォーカリストが存在している
唇がどうのこうのなど説明を必要としないほどヴィジュアルが見える
一人の類まれな歌手がそこに歌っている
ステージとオーディエンスが一体となったコンサート・ホールの中で
感動する自分がいる
二度とめぐり合えない時間を過ごしたような心のときめきと高ぶりを感じる
至福の時空間、まさにサウンド・タイムマシーンである。
誘電体 無色高純度ポリテトラフルオロエチレン（PTFE）
導体材質 純度 99.9999999%銅 (JORMA PRIMEの導体純度及び精度を向上)
(酸素及び他の不純物を除去)
導体構造 セラミックファイバーを芯にした多芯線構造
(JORMA PRIMEの導体構造の精度を向上)
クリンピング・スリーブ材質 ポリオレフィン
シールド材質 錫メッキ銅 (JORMA PRIMEのシールディング精度を向上)
メッシュ材質 ポリエチレン(PET)
コンダクター数 3 (+,-, GND) x 1pc. （1チャンネルにつき）
コンダクター断面積
(Conductor 0.35mm2/pc) 3 (+,-, GND) x 0.35mm2 （1チャンネルにつき）
シールド断面積 4mm2 , RFIとEMI シールド率約97%
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